70の手習い?
今も週に2日、専門学校で講師をしています。
1年生には「スポーツマネジメント」、2年生には「イベントプランニング」、「コミュニティスポーツ指導実践」という講座を持っているのですが、昔取った杵柄で仕事で得た知識や技能を時間で切り売りすれば良いというわけにはいかず、授業の前にはしっかりと勉強しています、しているつもりです。
準備を怠ると授業を受ける生徒にもわかってしまいます。そして「今日はうまくいかなかったな、やはり準備をしないとだめだな」という日が、時々あります。しかし、しっかり本を読んだりネット検索したりして臨んだ授業は、17歳と71歳という壁を感じないぐらいの盛り上がりを見せます(?)
こんな時は準備のためとはいえ、勉強するということがどんなに面白いかということにどうして早く気付かなかったのだろうと残念に思います。
しかしそれは歳をとって学ぶから面白くてたまらないのでしょう。要するに若い時にはわからないことがたくさんあるから面白いという域にまで行かないのです。
もちろん、子供の頃から学ぶ面白さに目覚めた人もいます。でも一般に若い頃は、もっと違った方向に興味が向いています。
教室にいても可愛い女子生徒のことばかり気になったりしたことや30分もじっと座って先生の話を聞いていると大声を出したくなったこともありました。
でも今は、授業の準備のためだったり、高齢者運動の知識を得るための勉強とはいえ、勉強の面白さを味わっています。
それは純粋に自分のための楽しみです。社会に貢献するわけでもなく、世のため、人のためでもありません。
何か新しいことへのチャレンジのウォーミングアップのような新鮮な気持ちを楽しんでいます。
園山